2018年4月13日(金)
1日目より
日の出の時刻が5時半前、能登島の方から朝日が見れるということで早起きして(5時頃にはもう目が覚めていたんだけどね)カメラをスタンバイ、きれいな日の出を撮ることができました。
右側に見えるのは能登島大橋で、時期によっては橋の上から登る朝日を見ることができるらしい。
美湾荘を朝10時に出発、富山県の海王丸パークを観光してから、岐阜県の今夜の宿に向けて走ります。
まず立ち寄ったのは、天気がよければ富山湾越しに立山連峰が見れる「雨晴(あまはらし)海岸」です。
しかし、天気は悪くないのですが、山々がくっきり見えません。かろうじて雲の下に微かに見えるかなといったところ。
今日ははっきりと見えませんが、海越しに3,000m級の山々を望めるのは、世界でも珍しいんだとか。
次にやって来たのは富山県の「海王丸パーク」、名前のとおりここには海の貴婦人と言われる「海王丸」が、現役当時のままで係留・公開されています。
写真は駐車場に車を止め、係留された海王丸に向かう途中なのですが、ちょうどバックに雪をかぶった立山連峰が見えて、海王丸とのコラボがとてもいいです。
1930年に進水してから1989年の引退まで、59年間商船学校の練習船として世界中を回り、引退した翌年に富山にやって来たんだとか。内部も公開されていて、1人400円で乗船できます。
それにしても、90年近く前に作られた船とは思えないくらいきれいな船体をしています。
ちなみに現在の海王丸は、1代目の引退と同時に2代目として竣工したそうです。
主マストは海面から42mの高さがあるそうで、甲板からマストを見上げると、より高さが分かりますね。
船首から前方につき出している、これを斜檣(しゃしょう)と呼ぶそうです。しかし、この漢字は読めません。
「航海船橋」と言い、入出港する場合などエンジンで走る際に船を操縦する所、船長が操船や通信などの指揮に当たります。
「船長公室」で、来客者の面会したり、航海士から報告を受けたり、会議を行う部屋、と書かれています。
訓練生の宿泊室ですが、この狭いベッドを見ると、これで長い航海に出るのは私には到底無理だと思いました。
船の最後尾に置かれた「舵輪」です。帆走中は帆の状態を見ながら舵をとるために最後尾にあるそう。
ピカピカに磨き上げていますね。
さて、この後は岐阜県の「ひるがの高原」まで直行です。
ひるがの高原は、夏は避暑に、冬はスキーにと賑わいそうですが、今の時期はほとんど観光客もなくひっそりした感じ。
スキー場のすぐ横に「あやめ沢湿原」があり、ミズバショウの群生地となっています。しかし、ここも見頃ではなく時期的にはもう少し後のようです。事前にネットで確認すると、咲き始めている状況だったので、少しは見れるかなと。
湿原への入り口付近ですが、ここから見る限りでは花が咲いている様子はないです。
少し木道を歩いて行くと思ったより結構咲いてましたね。そういえば、ちょうど去年の春に行った「阿智村」でもミズバショウが見れましたが、こんなに咲いてなかったですね。
あやめ沢湿原のすぐ近く、「分水嶺(ぶんすいれい)公園」があります。分水嶺とはここに流れてきた水が、太平洋と日本海に分かれて流れて行く分岐点なんですね。
ここが分岐点。左に行くと太平洋に向かって長良川となり、右に行くと日本海に向かって荘川となります。運命の分かれ道ですな。
ではでは、2日目の宿に向かいます。
午後4時頃「満天の宿」に到着です。標高が約1,000mにあって空気がきれいなのか、雲のない素晴らしい青空が広がっています。
今夜は満天の星空を見ることができそう。
「満天の宿」はウイングヒルズ白鳥リゾート内にあり、すぐ横はスキー場になっています。
宿の前はスキー場の広~い駐車場ですね。何台駐車できるんだろ?と思うくらいの広さだけど、止まっている車は数台だけ。
写真は宿の全景です。客室は2階部分になり、全8室だけの小さな宿ですね。部屋は和室と和洋室の2つのタイプがあり、全室に温泉の露天風呂が付いています。
私たちが宿泊したのは、和洋室のタイプ。当然和室タイプより料金は高くなるけど、ベッドのある方が良かったので、和洋室を選びました。和室側はほとんど使用していないのでもったいと言えばもったいないかな。
館内に大浴場はなく、お風呂は部屋にある露天風呂とシャワー室のみ。
露天風呂はスキー場の駐車場側にあるため、完全に目隠し状態で、外は全く見えません。でも、スライドして開け閉めができる戸が付いているので、浸かってしまえば湯船から顔だけ出して、開けておくのもありかな。
といっても、気になるのでフルオープンはできないけどね。
温泉はいうことなし、ヌルヌル・ツルツル感が最高のお湯です。
露天風呂からの景色です。雪をかぶった山々が白山連峰です。駐車場を挟んで見える建物は「満天の湯」、入浴料は800円ですが、広い内風呂と露天風呂があります。
夕食までに時間があるので、さっそく「満天の湯」に行ってきました。うれしいことに、ここの宿の宿泊者は部屋の鍵を見せると無料で入れるんです。
露天風呂は最高でしたね。何の目隠しもないので解放感は抜群、景観もよくてとても気持ちがいいですね。それに、ひとり先客がいましたが、すぐに出て行ったのでその後ずっと貸し切り状態でした。
3日目に続く