「こんぴらさん」から雪の宿へ ー 1日目

2018年1月中旬

ちょうど旅行の当日あたりから、全国的に大寒波で各地に雪の予報が出ていましたが、行き先の天気予報を見ても雪はなさそうでした。
しかし、一応念のため冬用のタイヤに履き替えて行くことにしました。

宿は少し山手に入ったところ、ホテルニューアワジ系列の「湯山荘 阿讃琴南(あさんことなみ)」です。

今回の旅行は、香川県にある「こんぴらさん」にお参りに行くことで、他にはこれといった目的はなし。とりあえず当日の昼は讃岐うどんかなあと、そして翌日は大鳴門橋の「渦の道」に寄って帰るだけの予定にしました。

往きは山陽道から瀬戸大橋を渡って香川県に入り、翌日は徳島から淡路島に渡り、明石海峡大橋を通って帰るルートです。


瀬戸大橋は実家に帰るために、何十回ともなく通っているけど、その度にこの巨大な建造物を作れることに感心します。

瀬戸大橋を渡ってすぐ、坂出ICで降ります。ちょうど昼どきで、向かった先は事前にネットで調べておいた「なかむら」といううどん屋さん。


ナビでやってきましたが、看板らしきものは見当たりませんね。前まで来ても、道からはこの暖簾も見えないので、通りすがりに入る客はなさそう。

結構な有名店らしいので、混んでいるのではと思ったけど、案外空いていました。


丼に麺を受け取り、天ぷらなどのトッピングを選んだら、会計をして一旦外に出ます。
別小屋に入り、そこでつゆを入れ、空いている席を見つけていただくというシステムですね。

かけうどんにエビのかき揚げと細長い天ぷら、それにおにぎりをチョイス。妻はきつねうどんでした。

麺は細目で柔らかく、温かいうどんだったからなのか、あまりコシもなくて、これが讃岐うどん?と、ちょっとがっかりだったかな。つゆはいりこ出汁で結構な薄味でした。

では「こんぴらさん」に向けて出発。あと2、30分かかるかな。

午後1時前に到着です。駐車場を探してキョロキョロしていると、まだ上まで行けると手招きされ、じゃあ少しでも近い場所にと思い、行った先は土産物屋の料金が少し高めの駐車場でした。その手招きした兄ちゃんの思う壺だった訳だ(-_-;)

これから御本宮まで石段を上がって行く訳だけど、参道入り口の1段目からではなく、数十段をパスして途中からとなりました。


このかごで客を乗せているシーンを、テレビで何度か見たことがありますね。運んでくれるのは、御本宮までの785段の内、大門の365段までで、登り5,300円、下り3,200円というからビックリな値段ですね。


松浦百段堂という店、ちょうど100段目にあるからかな。


「一ノ坂」という、大門まで続く特に急な石段となります。


ここで294段目、上に見えているのが大門です。


大門に到着です。ここから先が境内になります。しかし、まだ半分も来ていないけど結構きつい。


大門からはしばらく平坦な石畳の道が続きます。


馬屋には神様の馬である「神馬(しんめ)」がいました。


巨大な船のスクリューが奉ってあります。


国の重要文化財の「旭社」。御本宮に負けないくらいの立派な建物だったので「到着した?」と思ってしまいました。ここまでで628段だそう。


旭社を右手に行くと「賢木門(さかきもん)」。そして最後の難関、最も急角度の石段が続きます。


金のプレートに書かれているのは「あと少し。御本宮まで133段!登って幸せ。福が来る!」。もう一息。


785段を制覇!ついに御本宮に到着。見所もたくさんあり、ゆっくり登ってきたので、それほどの疲れた感はないかな。

ここから先、奥社まではさらに583段の石段が続きますが、残念というか、ラッキーというか、昨年の台風18号で参拝道が崩落したらしく、行くことができないようです。


御本宮右手には展望台があり、讃岐平野とその向こうには瀬戸大橋や讃岐富士などを望むことができます。
写真中央あたりにあるのが、讃岐富士(正式には「飯野山」)ですね。


御本宮から左に行くと、絵馬堂があります。ここには、
船が描かれた絵馬や写真など、航海安全を祈願するものがたくさん奉納されています。

さて、無事参拝も終えて、後は下って行くだけなので楽チンかと思いますが、これもけっこう足にきます。明日は筋肉痛かなあ。

駐車場に戻ったのが午後2時半だったので、ほぼ往復だけで1時間20分ほどかかりましたね。

では、宿に向かって出発です。


4Km手前に今日の宿「阿讃琴南」の案内板がありました。
山の方に向かっているのですが、周りが徐々に雪で白くなってきます。


夏タイヤだったらヤバいところです。これほど雪が降っているとは思いませんでした。


「阿讃琴南」に到着です。
この辺りは標高300mほどなんですが、やはり山の方に行くと違うんですねえ。ちなみに「こんぴらさん」の御本宮が標高250mなんですけどね。


慣れない雪道の運転から解放されてやっと一息。
このお宿、昨年(2017年)の5月にオープンしたばかりで、どこもきれいです。
ロビーの薪ストーブがとても暖かい。


予約したのは、露天風呂付きType Bで、本館3階の山側にある部屋です。間取りはツインベットとソファーの置かれた1部屋のみ。


この宿には28室の部屋があって、19室が本館、里山ヒュッテと呼ばれるロッジ風の部屋が9棟あるのですが、その里山ヒュッテが窓の外に見えます。

今日は里山ヒュッテの宿泊者がいないので、窓のカーテンを全開にしても大丈夫ですと、部屋に案内していただいたスタッフさんに聞いたのですが、確かにこれだと向こうからは丸見えですね。

なんでもこの寒波の影響で、いくつかキャンセルがあったそうです。また、食事のときに分かったのですが、今日は私達を含めて3組だけのようでした。


部屋の露天風呂です。
既に10センチほど積もってますが、このあとまた降り始めて、入るときは頭にバスタオルを乗せて浸かったのですが、そのバスタオルにも雪が積もってましたもんね。

もちろんこんな雪の中で浸かるのは初めてだし、それも四国でなんてね。でも、雪見風呂もいいものです。

明日の朝はどうなっているんだろ。

2日目に続く

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