2017年7月22日(土)
花はす公園を午前10時15分頃に出発、「永平寺」に着いたのは約1時間後の11時過ぎでした。
高速を利用しなかったので、案外時間が掛かりました。
大本山永平寺は、今から約760年前に、道元禅師(どうげんぜんじ)によって開かれた修行のための道場で、今でも常に200名ほどの修行僧が、修行に励んでいるそうです。そう、永平寺は一般のお寺と違って修行をするためのお寺なんですね。
境内は約10万坪(33万平方メートル)の広さがあり、大小70以上の建物があります。
ここからが参道、深い緑の中に入ると、ここから空気が違う感じですね。
門を抜け、拝観料500円を払って、ここから中に入ります。この建物は、一般の方が座禅体験などをするための道場だそうで、「吉祥閣(きちじょうかく)」といいます。
建物は新しいですね。鉄筋で、3、4階はありそう。
靴は脱いで、備え付けの袋に入れて持って回ります。思っていたお寺と違って、ほとんどの建物が廊下でつながっているため、外を歩く必要がなく、靴は必要ないんですね。雨でも大丈夫。
逆に、途中で廊下や建物から外に出てはいけないようです。
入るとすぐ、お寺の説明やお参りをするにあたっての注意事項など、途中からでしたが聞けました。
説明をしている方も修行僧のようで、これも修行のひとつのようです。
ここから順路に沿って回りますが、最初に向かったのは、ここ吉祥閣の2階にある「傘松閣(さんしょうかく)」です。
156畳敷のこの部屋を、別名「絵天井の大広間」といい、有名な画家144人により描かれた230枚の絵が、天井にはめ込まれています。
これは圧巻!
永平寺では必ず見ておきたい場所ですね。
この230枚の絵の中から鯉2枚、唐獅子2枚、リス1枚の計5枚を見つけると、願いが叶うとか。
でも、今回は突然の旅行で、予備知識もないまま来たため、この時は知りませんでした。(>_<)
修行に欠かせない重要な7つの建物を「七堂伽藍(しちどうがらん)」といい、回廊で結ばれています。
順路に沿って回ったのですが、その7つの建物すべては見ていないですね。七堂伽藍の中にはトイレやお風呂も含まれていて、見た記憶がない・・・普通にスルーしたかも。(^_^;)
恥ずかしながらそういう知識もなく、写真もいくらか撮りましたが、あとで見ても何が何だか・・・。
修行僧の食事を作る台所で「大庫院(だいくいん)」といいます。確かこの中は見学できなかったと思います。
このような回廊で繋がっています。ゴミひとつ落ちていることもなく、毎日きれいに磨き上げているのだと思います。
中は約420畳の広さ、七堂伽藍の中でも最も高い位置に建つ最大の建築物「法堂(はっとう)」です。
朝のお勤めや、各種法要儀式が行われているそうです。
修行僧が入門するときに通る永平寺の玄関に当たる「山門」です。両側には守護神の四天王が祀られています。
門全体の写真は撮れなかったです。
ちょっと分かりにくいですが、「鐘楼堂(しょうろうどう)」です。修行僧により、1日4回鐘を撞くそうです。
これで、参拝入り口の門まで戻りますが、次に行く機会があれば、ゆっくり確認しながら回りたいですね。
境内の中ではなく外になるのでしょうか、門を出て左に行くと「唐門」という建物が見えてきます。この階段の手前からは、普段一般の人は立ち入ることができません。(大晦日の夜4時間だけ解放されるそう。)
門扉には皇室の紋章、菊花紋が飾られていて、皇室から迎えるときだけ、開かれるようです。
最後に、お参りするときの注意事項のひとつ、写真はどこを撮ってもいいそうですが、修行僧に直接カメラを向けることは、ご遠慮下さいとのことでした。
では次の「越前大野城」に向かいます。