涼しさを求めて「大台ケ原」へ

2016年7月20日(水)

朝から快晴、天気予報も「晴れ」の予報で今日も暑い1日が始まります。

少しでも涼しい場所はないかと、ドライブがてらに(といってもかなり遠い)大台ヶ原に行ってみようということに。

大台ケ原はかなり前に一度行ったことがありますが、長い階段を上ったことと、涼しかった記憶しかありあせん。今回はちょっとしたハイキングのつもりで、リュックに上着、タオル、雨ガッパ、お茶を放り込んで出発しました。

大台ケ原の登山ルートは初心者のコースとして「東大台」と「西大台」というエリアがあります。西大台は入山証明が必要になりますが、東大台は入山証明も不要で、こちらの方が見どころも多くコースもキチンと整備されているようです。
ハイキングマップ
東大台のコースを1周すると約9Kmで4時間ほどかかるらしいので、初心者のコースとはいえ初老二人にとっては無理っぽいと思われます。
なので、目指すは大台ケ原の最高峰「日出ヶ岳(ひでがたけ)」の往復です。(実際には「正木峠(まさきとうげ)」まで行ったので、約5Km弱の工程です。)

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ビジターセンターのすぐ横が、東大台を回るコースへの入り口、ここから大台ヶ原の最も高い、標高1694mの日出ヶ岳を目指します。午後1時頃にスタート。

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最初は平坦な道が続きますが、徐々に上りになってきて息も上がり気味に。道が別れる展望デッキまでは、ほとんどこんな景色で、笹の生い茂った森の中を進みます。

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やっと展望デッキに到着、ここまで約40分、あと一息で「日出ヶ岳」です。

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けっこう段差のある階段が続く、ここからのラスト300mほどがキツイです。

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まだまだ続きます。それにしても、緑と青い空のコントラストがとてもきれいですね。ほんと天気で良かった。

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やっと、日出ヶ岳の展望台が見えてきました。もう一息。

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展望台からの景色です。たくさんの山が連なっていますね。こちら方向ではないけど、条件が整えば富士山も見えるそうです。

それにしても疲れました。涼みに来たのに汗びっしょりです。

そういえばこのあたりの気温って何度くらいなんでしょうね。来る途中の車の外気温計では24度くらいだったと思います。

気温って標高が100m高くなるにつれて0.6度下がると言われています。ここの標高が1,695mなので約10度下がることになります。下界の温度が30度の場合、このあたりは20度くらいになるはずだけど、実際にはそんなに低くはないと思いますね。日陰は涼しいですが、日が当たる場所ではそれなりに暑いです。

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日出ヶ岳で十分休憩したあと、戻るつもりだったけど、500m先の「正木峠」まで行ってみました。

ちょうどこの辺りでちょっとした事件が・・・!

妻よりも先に到着し、また他に歩いている人もいなくて私ひとりでした。ちょうどこの辺りだったと思います。歩いていると突然すぐ後ろでガサガサ、ダッという音がしたんです。ビックリして何が起こったのか分かりませんでした。

木で作られた通路の下でシカが休憩していたようです。その上を知らずに通ったものですから、シカもビックリして出て来たのでしょう。大台ケ原にはクマも生息しているということなので、そのことが一瞬頭の中をよぎりましたが、確認してホッとしました。

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この小さなシカ1頭だけが隠れていたんです。逃げると思ったけど、すぐに立ち止まって向こうもこちらを確認しているようでした。
どこかに行ってしまわないうちにと、すぐにカメラを構えて撮ったのがこの写真です。
結局、逃げることなく近くの木の陰で隠れるようにまた休んでいました。

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正木峠から正木ヶ原にかけ、広大な丘陵にこのように立ち枯れの樹木や倒木が広がっています。この辺りは野生のシカがよく訪れる場所だそう。

ここでUターンして駐車場に戻ったのが午後3時30分頃、約2時間半のハイキングでしたが、足も痛くなるし妻も私もヘトヘトになりました。普段からの運動不足でしょうね。

涼しさを求めてやって来ましたが、結果いい運動になりました。

 

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