奈良県橿原市から明日香村へ

2019年9月5日(木)

奈良県橿原市の本薬師寺跡にあるホテイアオイの花が、8月下旬から見頃を迎えているということで、早速行ってみることに。

それと、そこからだと明日香村にも近いので、ついでに回って来ようということになりました。

本薬師寺跡は、8世紀初めに建設された、西ノ京の薬師寺の前身にあたる寺の跡で、現在では建物の基礎となる石などが残っているだけなんだとか。

そんな本薬師寺跡周辺の広い範囲に、ホテイアオイの花が咲いていました。思ったより広い。
ホテイアオイは、水に浮かんで生育する水草で、このように薄紫色の綺麗な花を咲かせます。
よく見ると、金魚やメダカを飼うときに、浮かべていたあの浮草ですね。葉の付け根にある丸い浮き袋が特徴。
しかし、あの浮き草がこんな綺麗な花を咲かすとは知りませんでした。


本薬師寺跡から15分ほどで、明日香村に到着です。
明日香村は、1956年に3つの村が合併して村だそうで、飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られています。

まず、車より自転車で回るほうが効率的なので、最初に行ったのはレンタサイクルの店。今日はまだ気温もそんなに高くないので、運動も兼ねての自転車ですね。
最初に行ったのは、レンタサイクルの店のすぐ近くにある「石舞台古墳」。
上に盛ってある土がなくなり、石室が剥き出しになった珍しい古墳で、誰の墓なのかは分かってないそうです。
ここから中に入ることができます。
中は少しひんやりして涼しい。
30数個の岩で組まれていて、総重量は約2300トン、特に天井石は約77トンとかなりの重量。当時の人達のすごさが分かりますね。
次に向かったのは、日本の棚田百選にも選ばれている「稲渕の棚田」。棚田までは上りが続くので大変ですが、実は借りた自転車は電動自転車なので楽チン。

大きな看板を見つけて、一番のビューポイントがここなんだろうと自転車を降りてみたけど、ネットの写真で見たような景色ではないですね。
もう少し先まで行ってみたけど、同じような景色でしたね。先程の看板から少し降りた辺りからの眺めが、一番良かったように思いました。

もっと上まで行くと、美しいポイントがあるんだと思いますが、体力を残しておくためにも次に向かうことに。

もう少しすると、田んぼの畦道には彼岸花がたくさん咲いて、とても綺麗なんだそうです。
次は「高松塚古墳」、少し遠いけど、緩やかな下り坂なので快調に走ります。
小さな円墳ですが、内部から鮮やかな壁画が発見され一躍有名になったところです。
来た道を戻って、途中にあった「橘寺」に寄ります。

しかし、電動自転車といっても、緩やかでも登り坂をしばらく漕ぐと、結構足にきますね。どちらかというと妻の方が元気。少し高台にある橘寺への最後の坂を登ると、もう全身汗びっしょり。
本堂は太子堂とも言い、御本尊は聖徳太子像らしいのですが、なんと橘寺は聖徳太子が生まれ場所でもあるんだとか。
最後に来たのがここ「飛鳥寺」です。
6世紀末から7世紀初めに蘇我馬子の発願で建てられた日本最古の本格的仏教寺院。創建時の伽藍は失われ、塔や金堂の礎石だけが残っている。・・・だそうな。
重要文化財である御本尊の釈迦如来像は高さ275cm、飛鳥大仏と呼ばれています。

ちょうど団体の参拝客といっしょになり、本堂に入ると御本尊の前で住職が、その十数人の団体客に話をされているところだったので、私達も団体に混じって話を聞きました。15分ほど話を聞いて、最後にこの御本尊の釈迦如来像、そして左奥には聖徳太子像もあるのですが、写真撮影OKなので撮って下さいとのことでした。


後はレンタサイクルの店に戻って家に帰ります・・・しかし、ちょうど本堂から出たときでした。明らかに雨雲と思われる真っ黒な雲が迫っていて、そのうちポツポツと雨が落ち始めたので、これは今自転車に乗ればびしょ濡れ確実と思い、お寺横にある土産物の店で雨宿りをさせてもらうことにしました。

30分ほど待ったかな、かなりの雨足で 一時はどうなることかと心配だったけど、すっかり止んで、濡れることなく戻ることができました。

3時間半ほどの明日香村観光でしたが、とても疲れました。でもよかった。

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