「2017-09 群馬~長野」カテゴリーアーカイブ

群馬から長野へ、4日目最終日は「八方尾根」登山

2017年9月下旬 4日目最終日

旅行4日目の朝、いつもの通り6時過ぎには目を覚ましたけど、疲れていたのか朝までグッスリでした。


テラスに出てみるとすぐ近くに雲海?霧?が見えていました。それにしても天気が気になりますね。結構雲が多そうです。

さて、今回の旅行も最後となり、あとは帰るだけ・・・ではなく、その前に・・・「八方尾根トレッキングルート」に挑戦しようと、無謀な計画?をしていたんです。

なので天気が気になります。

目的は白馬三山(しろうまさんざん)を池越しに見ることができる、絶景のポイント「八方池」まで行くことです。

トレッキングルートといっても「八方池」までは、ある程度道も整備されているので、ちょっと厳しいハイキングルートかなと。

ネットで調べると「八方池」まで、歩いて約1時間30分かかるようなので、登り道で1時間半はちょっと厳しいかなあと心配。(^_^;)

ちなみに、八方尾根とは北アルプスの北部に位置し、後立山連峰の一部、白馬村の八方地区から、唐松岳を結ぶ尾根のことらしいです。


八方池までのルートは、八方池山荘までリフトを乗り継いで行き、そこから歩くのですが、八方池山荘までは2つのルートがあります。

私たちは、黒菱林道を通って黒菱駐車場に行き、そこから2つのリフトを乗り継いで、八方池山荘に行くルートにしました。

これだとリフト代が往復1,000円ちょっとですが、八方駅からのルートだと3つのリフトを乗り継ぐ必要があり、3,000円ほどかかるのでね。

どちらルートでも、1,830mの八方池山荘までは、楽に行けてそこから八方池までの、高度差約200m、1.5Kmほどを歩くだけです。(^_^;)


黒菱林道に入ると道幅の狭い所もあるので、対向車に気をつけて走る必要がありますが、前から来る車はほとんどありませんでした。


標高1,500mの黒菱駐車場まで一気に登ります。高度も高くなると、所々で白馬連峰の山々が見えるようになり、徐々にテンションも高くなります。


ほとんど車も走っていなかったので、駐車場もガラガラかなと思っていたのですが、なんと200台止めれる駐車場がほぼ満車で、リフトから一番遠い場所に誘導されました。

やっぱ、登山する人って朝早いんですね。

さあ、これから1つ目のリフトに乗って出発です。


山肌も少し赤くなり、これから本格的な紅葉が始まるようです。


リフトを降りるとそこは黒菱平、目の前に鎌池湿原があります。小さな池があるのですが、草木に埋もれていたのか、気が付きませんでした。

ここでは、7月から8月にかけて、たくさんの花が見られるそうなので、その時期に来てみたいですね。


2つ目のリフト、グラートクワットリフトで、八方池山荘に向かいます。


八方池山荘が見えてきました。


山荘まわりには、すでに降りてきた人やこれから登る人達でしょうか、ずいぶんたくさんの人です。

本格的な登山の格好をした人たち、普通に観光に来たと思われる格好の人たち、当然私たちは後者ですね。

小さな子供や、私たちより明らかに年配の方もいました。

では、焦らずゆっくりとマイペースで、八方池を目指します。


岩だけの道も多いです。


ちょっと渋滞中、列の一番前は赤ちゃんを背負った人でした。

尾根伝いによーく見ると、小さくケルンが見えます。どのケルンだろ?ゴールはあれより先なのは確かだけどね。


この辺りは歩き易い木道が続きます。


トイレのある小さな小屋があり、一旦ここで休憩です。

歩き始めて40分ほど、残り600m地点まで来ました。1時間の予定だったけど、案外早く着きましたね。

この辺りから展望が開けて、白馬三山を含む山々が、大きく見えてきます。


第二ケルン(息ケルン)に到着。


第二ケルンから10分ほど、八方ケルンに到着です。ここまで来れば、あともう一息。


あの一番上辺りまで行くと、八方池が見えてくるかな。


八方池を見下ろせる所まで来ました。辛い所もあったけど、案外まだ余裕かも知れません。

白馬連峰の山々の名前が書かれたプレートがありました。


白馬連峰の中でも、白馬岳、杓子岳 、鑓ヶ岳の3つを白馬三山(しろうまさんざん)というそうです。


下った先、小さく見えるのが「八方池」です。


現在12時10分、八方池山荘から約1時間10分掛かりました。

天気がいいので、これで風がなければ、池に映り込むきれいな山を見れるのですが無理みたい。
というか、ここまで来れた嬉しさで、山をバックに撮るのを忘れていました。(^_^;)


反対側まで回ると、ちょうど石のベンチが空いたので、そこで八方池を眺めながら、コンビニで買ったパン(おにぎりが欲しかったけど売り切れだった)で昼食です。

周りを見ると地面や石に腰掛けて、弁当を広げている人がたくさんいました。

それにしても素晴らしい。風が冷たくて寒いけど、心地いいです。

昨日行った白根山も標高2,000m以上ありますが、道路も通じて観光地のイメージです。しかし、ここは違いますね、あまり人の手が入っていない自然だけの地のイメージかな。

さて、いつまでもいられないので戻るとしますか。


まず、目指すのはあのトイレのある小屋です。


下りは早いですね。もうここまで降りてきました。

でも、下りの方が足に負担がかかるので、なるべくゆっくりと。たぶん明日は身体中が筋肉痛ですね。


トイレ休憩のあと、ここからは往きと違うルートで戻ります。大きな石がゴロゴロしていて歩きにくく、下りには向かないかな。


石神井ケルン(八方山ケルン)です。


見えてきました、オレンジ色の屋根の八方池山荘。


下に見える街並みは白馬村かな?


ここからまた、しばらく木道になります。

妻もまだまだ元気。


1つ目のリフトを降りて、黒菱平まで降りてきました。

1998年の長野オリンピック女子滑降のスタートハウスだそうです。

八方駅側に降りるリフト横に、カフェがあるのでコーヒータイムです。


最後のリフトです。

朝10時30頃に下の駐車場に到着してから、今が午後2時30前なので、約4時間の「八方尾根」散策でした。

さすがに疲れました。これから車で5~6時間の運転を考えるとうんざり、気が重いです。

しかし、しかし、昨日といい今日といいホントにいい経験をし、またいい天気にも恵まれ、素晴らしい景色が見れてホントに良かった。

今回の反省点は、最終日にこのトレッキングを計画したことかな。

次回の旅行も是非、このくらいの山登りを計画したいなあと思います。特に信州にはまだいっぱいありそうですから。

ではでは。

群馬から長野へ、3日目

2017年9月末 3日目

3日目の朝、見事に晴れ上がってくれました。さすがにこの辺り、9月も下旬になると朝は冷えますが、とても気持ちのいい朝になりました。


いつものように、朝早く起きて部屋の露天風呂で過ごし、その後はテラスでコーヒータイムです。

さて、今日の予定は白根山を観光して、この旅行最後の宿、長野県の「白馬ひふみ」に行くだけ。といっても案外距離もあって、山道も多いので、あまりゆっくりはできないですね。
なので、11時のチェックアウトを待たずに、10時に出発です。

国道353号線を途中まで戻り、県道55号線に入って暮坂峠を越えます。国道292号線を草津温泉方面に向かい、草津温泉はパスして、そのまま292号線で白根山を目指します。


草津温泉を過ぎ、いよいよ素晴らしい景色が続くドライブコースに入ります。
途中、白根火山ロープウェイの山麓駅に車を止めて、近くの湿原池に立ち寄ります。


山麓駅駐車場から歩いて5~10分ほどで「武具脱(ものぬぐ)の池」に着きました。

知らないと読めない名前ですが、なんでも源頼朝の軍勢に追われた源義仲(木曽義仲)の兵士たちが、この池に武具を投げ捨てて逃げた、という伝説に由来するそうです。


「武具脱の池」の看板の向こう、下側に池が見えてきます。


池の周囲には、木で作られた散策路が設置されています。
ここって、あまり知られていない穴場なのかな?そういえば、確かどこにも案内の看板等もなく、私たち以外に見かけたのは3、4組のカップルだけでした。


紅葉しているのはまだ一部だけで、本格的な紅葉はこれからですね。もう少しすると観光客も増えてくるかも知れません。


ロープウェイ山麓駅の駐車場に戻ります。

そういえば、5年前の11月始めでした。雪の影響で、この山麓駅から先の道路が通行止めになったため、ロープウェイで山頂駅まで行き、さらにシャトルバス(無料)で白根レストハウスまで行きました。

山頂では雪が降っていて辺りは真っ白、そこから湯釜の見える展望台まで歩きかけたのですが、防寒着など持っている訳もなく、あまりの寒さで断念しました。行っても霧で見えなかったそうですけどね。

で、今回リベンジという訳です。


ロープウェイ山麓駅を出てしばらくすると「殺生河原(せっしょうかわら)」近辺を通ります。

この辺りは火山性の有毒ガスのため、駐停車禁止区域となっています。通過する時は、車内まで硫黄の臭いが漂ってきますね。


レストハウスとの間に展望所が、2、3ヶ所ありました。頂上も近くなると、草木も生えていない山が見えてきます。


南方向には、噴煙を上げる浅間山が遠くに見えますね。


白根レストハウスに到着、500円の駐車料金(レストハウスといっても有料)を支払い、いよいよ展望台に向かいます。


レストハウス横にある看板です。


ここが湯釜への登り口です。


たくさんの人が、湯釜を見るため展望台を目指しています。


それにしても、こんなにもきれいな深く青い空って、私たちの生活圏では見ることがないですねぇ。見ているだけで気持いい。

青色の心理的効果について調べてみると、青には感情の高まりを抑制し、冷静さを取り戻す効果があり、実際に青を見ると心拍数が下がるそうです。

なので、たまに行く旅行も重要ってことですね。高めの血圧も下がるかな。


登り始めて約20分、到着です。

いやあ、素晴らしい、とても不思議で美しい色ですねえ。

コバルトブルー?コバルトグリーン?

登ってきた甲斐がありました。

火口まで500mあるということで、小さくしか見えないんだろうと思っていましたが、そんなことはなく、この写真のように案外近くに見える感じでしたね。

今年6月に3年ぶりに噴火警戒レベルが2から1に引き下げられ、この展望台まで(500m付近)行くことができるようになりました。

このニュースを見て今回の旅行先を決めたので、もし天候が悪く、霧やガスなどで見れなかったら、相当がっかりしたと思います。


これと同じ写真をネットでいくつも見ましたが、この色だけは、合成したようにしか見えませんでした。
なので、実際にこの目でみたら、どう見えるんだろうかと。
で、どうだったかというと、同じなんです。
写真と同じように、合成したような不思議な感じ。

残念なことに、この距離で、このアングルだけなんだけど、何枚も写真を撮りました。


この火口湖の中に土を盛ったような小さな島がひとつ、どうやってできたんだろ・・・?

もっと見ていたい気持ちもありましたが、引き上げることに。

昼も過ぎてお腹ペコペコ、まずはレストハウスに戻って昼食ですね。

湯釜について少し詳しく調べてみました。
湯釜は直径約300m、水深約30m、水温約18℃の火口湖である。pHが1.0前後であり、世界でも有数の酸性度が高い湖と言われている。これは火山ガスに含まれる塩化水素や二酸化硫黄が水に溶け込み、塩酸や硫酸となったためと考えられている。湖水は白濁した青緑色をしており、水に溶け込んでいる鉄イオンや硫黄などの影響で特定の波長の光が吸収されてこのように見えると考えられている。
- Wikipediaより -


レストハウスから道路を挟んだ向かい側に、この「弓池」があります。


白根山の火口湖のひとつだそうで、周囲が約800m、遊歩道や木道が整備されているので、散策することができるのですが、昼食後の満腹感で足が動きません。(^_^;)

小高いこの場所から眺めるだけにしました。この辺りも本格的な紅葉を迎えるのは、これからのようですね。

さて、白根山はこれくらいにして、出発です。
そのまま国道292号線を、長野県の中野市に向けて走ります。そこから上信越自動車道「信州中野IC」から「長野IC」まで乗り、白馬に向かいます。


うっかり通り過ぎてしまい、数百メートル先からUターンです。白根レストハウスを出て、10分ほどだったと思います。
ここ「日本国道最高地点」は、前回も来たのですが、写真だけと思い車を止めました。

名前のとおり、標高が一番高い所にある国道292号線(志賀草津高原ルート)の最高地点です。標高は2,172m、渋峠付近にあります。


ここから白根火山が見えるんですね。といっても火口は見えないんですけどね。山肌から煙も見えます。


車のレーダー探知機についている高度計です。走った1時間分の高度をグラフで表示してくれます。
▼の所が最高地点、4、50分前に立ち寄った標高2,172mの「日本国道最高地点」かな。


ほぼ予定通り「白馬ひふみ」に到着しました。結構疲れましたね。
予約したのは、今年の7月に新しくリニューアルした「季(とき)」という部屋です。

間取りは、リビングとベッドルーム、そして露天風呂です。


ひのきの露天風呂はけっこう大きいです。もちろん温泉、泉質はアルカリ性単純泉でヌルっとした美肌の湯です。


テラスから小さく見えます。1998年に行われた長野冬季オリンピックのジャンプ台です。

4日目 最終日に続く

群馬から長野へ、2日目

2017年9月下旬 2日目

やっぱり、朝起きても雨は降り続いていました。

今日の予定は、5年前に雪のために行けなかった、白根山の火口(湯釜)に行き、そこでゆっくりしてから今夜の宿、四万温泉の「鹿覗キセキノ湯 つるや」へ向かうつもりでした。

天気予報を確認すると、昼過ぎまでは雨が降り続き、その後曇りから夜には天気になって、明日からは晴れるようです。

なので、昨夜の作戦会議のとおり白根山は明日にして、今日は吾妻渓谷を経て四万温泉に行くことにしました。

朝10時頃に出発です。国道144号線から145号線に入り、まずは吾妻渓谷に向かいます。


休憩のために立ち寄ったのは、道の駅 「八ッ場(やんぱ)ふるさと館」です。もうこの頃には雨も上がっていました。

この道の駅は、八ッ場ダム建設事業により水没する地域の生活再建と地域振興を目的として建設・・・とあり、そういえばずいぶん前に、八ッ場ダムの建設問題で話題になった記憶があります。そう、このダムってまだ建設中だったんですね。

道の駅のすぐ横には、やはり八ッ場ダム建設のために架けられた、不動大橋(湖面2号橋)があります。橋を少し歩いてみました。


下を覗くと、とんでもない高さで目がくらみそう。橋までの高さは86mあり、ダムが完成すると一帯がダム湖となり、水没してしまいます。
遠くに小さく見える橋脚が、八ッ場大橋(湖面1号橋)で、そのすぐ向こうにダムが建設されているようです。


橋を反対側に渡って、上流側を眺めてみました。右下に小さく線路の一部が見えますが、この辺りも当然水没してしまうので、別の場所に付け替えられたようです。

このあと、吾妻(あがつま)渓谷に向かうのですが、目指した駐車場が、なんと工事中で駐車でません。少し離れた場所にも駐車場はあるようですが、あきらめることにして四万温泉に向かうことに。


国道145号線から国道353号線を北向けに入り、ちょうど四万温泉との中間辺りに、四万湖があります。


四万湖は中之条ダムでせき止められた湖ですね。


四万温泉の少し手前、国道横のすぐ下に、群馬県の天然記念物に指定された「四万の甌穴(おうけつ)群」があります。

甌穴とは、川の流れが渦巻き状になることで、石や砂が同じところを循環し、川底の岩盤と接触して浸食されてできた丸い穴のことで、数万年の月日をかけて作られたそうです。


このような大小の穴が8つあって、最大は直径8m、深さは3mを越えるそうです。


こんなに見事な丸い穴ができるんですね。


上から見ると少し岩の多い川にしか見えません。この辺りだけに甌穴ができるのは不思議ですね。

さて、いよいよ四万温泉街に入っていきます。川沿いにある駐車場に車を止めて温泉街を散策です。


やってきたのは、群馬名物の「焼きまんじゅう」が味わえる「島村」というお店で、ここ四万温泉では有名なお店らしい。

近くまで行くと、香ばしい美味しそうな匂いが漂っています。店の中には芸能人など有名な人のサイン色紙がたくさん飾っていました。

焼いているのを見ると、このまんじゅうけっこう大きいです。この大きさで200円は安いなあと思いながら、しかし昼食が遅かったので、ひとり1本は無理だろうと、申し訳ないと思いながらも、1本だけお願いして、二人で1本をいただくことにしました。


焼いているのは年配の女性、焼いている間ずっと話しかけてきてくれて、退屈しませんでしたね。とても気さくな話好きのおばさんです。

焼けるとそのまま手渡ししてくれるのかと思えば、ちゃんと皿に入れてくれました。さあ食べようと手に取った時、なんだか軽い感じ。思っていたものとはまったく違ってましたね。
まんじゅうというよりパンに近いような食感で、普通のまんじゅうのように、中にあんこが入っている訳ではないです。でも、甘辛い味噌が美味しかった。軽いので1人でも1本いけましたね。


「河原の湯」という名前のとおり四万川の河原にある無料の温泉です。


さきほどの焼きまんじゅうのおばさんに聞いてやってきました。「積善館(せきぜんかん)」という歴史のある宿で、ジブリの「千と千尋の神隠し」のモデルのひとつになった宿らしい。


歴史的価値のある建物だけあって、とても雰囲気のある宿です。
そういえば、四万温泉までの国道353号線の途中に「四万メローディーライン」があって、そこを通ると「千と千尋の神隠し」の歌「いつも何度でも」が流れますね。

さて、一旦温泉街を出て、更に奥にある四万川ダムへ向かいます。


四万川ダムへの途中いきなり目の前に現れたのがこの虹でした。それにしてもこんな近くに見える大きな虹は初めてです。すぐに車を止めて妻とふたりで撮影会です。


徐々に虹の色も薄くなり、ダムに着いた頃には虹の幅も小さくなった感じです。
そういえば、すっかり雨も上がって青空も出てきました。雨上がりの虹だったんですね。


奥四万湖の周回道路の一番奥側にある「しゃくなげの滝」です。付近にしゃくなげの花が咲くみたいです。


周回道路を走っていても、奥四万湖を見渡せる場所ってないですね。一周してダムの上からやっと見ることができました。それにしてもきれいな色をしています。


場所や時間によっても様々な色に変化するらしい。

午後3時になりました。予定していた場所は一通りまわったので、宿に向かうことにします。今日の宿「鹿覗キセキノ湯 つるや」は、四万温泉の中でも最も奥にあり、四万川ダムの近くなんですね。


「鹿覗キセキノ湯 つるや」に到着です。
部屋は別邸美月庵の「月」、3階の最上階に1つだけの部屋です。エレベーターはなく階段を上がって行くのですが、3階に着くとすぐ目の前が部屋のドアになっていて、本当に3階はこの部屋だけみたい。


6畳の和室はちょっと狭い感じ。


寝室はベッド、床に直接マットレスを敷いた低いベッドですね。
枕元には、今はもう見なくなったダイヤル式の黒電話が置かれてました。いやあ、懐かしい!


リビング・・・というよりダイニングですね。夕食、朝食ともここでいただきました。


この部屋に決めたのは、この露天風呂が気に入ったからなんですが、思っていたより浴槽は狭くて二人だとちょっと窮屈かも。


露天風呂の横にあるテラスから星空を撮ってみました。露天風呂とテラスの照明を消すと、周りの明かりがほとんどないので真っ暗になり、すばらしい星空が見ることができました。

3日目につづく

群馬から長野へ、1日目

2017年9月末 1日目

9月末に群馬から長野にかけて、3泊4日の旅行に行ってきました。
もともと2泊の予定だったけど、信州あたりならもう1泊してゆっくりしたいなあと、その代わり1泊分はランクを落として安い宿だったらOKということで、群馬で2泊、長野で1泊となりました。

1日目は、群馬県の嬬恋村にある「高原の丘 ル・マルシェ」というプチホテルに宿泊です。
家を朝7時半頃に出発、1日目は1ヶ所だけ寄り道して宿に向かいます。

名神から中央道に入り、諏訪湖手前の伊北ICで降りて、事前に探していた「にこりこキッチン たべりこ」という店で、まずは昼食にします。


「たべりこ」は高速を降りて5分ほどで到着、こちらは季節の野菜を中心にした、ビュッフェスタイルのお店で、なんと手打ち蕎麦も食べ放題なんです。
昼前に着きましたが、ほぼ満席で、少し待ってから席に案内されました。


料理の種類はそれほど多くありませんが、ビュッフェには野菜を中心とした季節の料理が並んでいます。


蕎麦は「ざる蕎麦」のみで、最初に1人1枚を持ってきてくれます。あとは、食べ終わったら注文する形ですが、そんなに食べれないですね。
写真のとおり、量は少なめなのですが、他の料理も食べるので、蕎麦は2枚だけで満腹になりました。

料金は1人1,300円、蕎麦は地元で採れる「赤そば」を使用していて、少しもちっとした感じですが、コシもあってとても美味しいです。

この「赤そば」は日本では珍しく、名前のとおり赤い花が咲きます。ちょうど今が花の咲く時期で、実はここに来た目的は、その「赤そば」の花を見ることでした。

「赤そば」の花を見れるのが、ここから更に5分ほどの所にある「赤そばの里」です。東京ドームほどの広い畑一面に、赤く咲く花を見ることができます。


駐車場から10分ほど歩くと見えてきます。そばの花といえば白い花を思い浮かべますが、この一面に咲く赤い花はより見事ですね。


見頃が9月下旬から10月上旬ということなので、もう少しすると全体的に赤く染まってくるのでしょうか。


「赤そば」ができたのは・・・箕輪町観光協会のHPに載っていました。

1987年にヒマラヤの標高3800mのところから、赤い花の咲くそばを日本に持ち帰り、信州大学の故氏原暉男名誉教授がタカノ株式会社(宮田村)と共同で開発して真紅の花を作り、高嶺ルビーと名付けました。その後、長期にわたり品種改良をかさね、2011年にさらに赤みを増した「高嶺ルビー2011」が誕生しました。

「高嶺ルビー2011」という名前が付いているんですね。


白い蕎麦の花が咲いているのを見つけました。

今回は平日だったので人も少なかったですが、休日はたくさんの観光客が訪れるそう。

駐車場は無料、花を見るのも無料。是非また、赤そばを食べに、そして赤そばの花を見に来たいですね。

では今日の宿、嬬恋村に向かいます。


嬬恋村は5年振り2回目となります。この辺り、観光地としてはこれといって何もない?けど、夏キャベツは生産量日本一で、見渡す限りキャベツ畑が続いています。ただ、この時期だと収穫した後なので、見渡す限りのキャベツはないですけどね。

午後4時半頃に「ル・マルシェ」に到着です。


部屋はこの宿で1室だけの半露天風呂付きの部屋「ほのか」で、10畳の和室と・・・


15畳のツインのベッドルームにはソファーもあって・・・


半露天のお風呂は、温泉ではないけれど、お湯がずっと出ていて、いつでも温かいお湯に浸かれます。


食事もまずまず・・・これで1人16,000円は安いですね。

今日の午後から明日にかけて、天気予報は雨、宿に着いて少しするとやっぱり降ってきました。このまま明日も降り続くと、明日の予定を変更しないと・・・。今夜は作戦会議ですね。

2日目に続く

9月末に信州へ

2017年9月14日(木)

またあの美しい山々を見てみたいということで、5年ぶり、4度目の信州に決めたのですが、もうひとつ理由があります。

5年前(2012年)の11月上旬、草津白根山の火口「湯釜」を見に行ったのですが、突然の雪で近づくことができず、あきらめたのですが、いつかリベンジするぞと決めていました。

しかし、その翌々年に地震が頻発し、噴火の予兆があるとして「湯釜」から1Km以内の立ち入りが禁止され、見ることができなくなりました。

それが今年の6月、1Km規制から500m規制に縮小されて、「湯釜」を望める展望台へ行けるようになったというニュースを聞き、これは是非今年行かねば、と思った次第です。

ということで、9月末に3泊4日で信州へ行くことになりました。