「2017-07 福井」カテゴリーアーカイブ

越前大野城へ(福井2日目)

2017年7月22日(土)

雲海に浮かぶ「天空の城」として、兵庫県の竹田城跡が一躍有名になりましたが、このような城が他にもいくつかあり、そのひとつが「越前大野城」なんですね。 そういえば、4月に行った「郡上八幡城」もそうでした。

大野城は廃藩により取り壊され、石垣のみが残った状態だったのを、1968年(昭和43年)に、再建したものだそうです。


永平寺からは30分ほどで到着したのですが、来てみて気が付きました。
そう、大野城は山の上にあるんですね。お城までの移動手段は徒歩のみ、高い山ではないけど、この暑い中を歩いて登るのは無理・・・いや危険・・・と思ったけど、せっかく来たので頑張ることに。

駐車場は西側と南側にあって、南側の方に来ました。ここが、駐車場すぐ前にある入り口になります。


少し歩くとこんな標識があり、あと800m、20分と書かれています。
1キロ近くあるやん、登り道を20分も?無事たどり着けるん?・・・ま、とりあえずがんばろ!


坂道と、いくつかの階段(振り返るとこんな階段も)を登って・・・


もう目の前です。
やっぱり新しく感じますね。建物は鉄筋コンクリートだとか。


お城のすぐ下を右側からぐるっと回ります。


ついに到着、へとへと、汗びっしょりになりました。
入館料は200円でした。展示物を見ながら最上階へ。


最上階は何もなく狭いです。


雲海を見ることができればいいのでしょうけど、時期的にも時間的にも、雲海が発生しないことは、分かっていたのでね。
それよりも、展望が素晴らしいですね。遠くの山々と大野の町並みが一望できます。

あとは、来た道を戻るだけですが、下りとはいえうんざりです。

まあ、今回は健康的な運動と、鉄筋コンクリートのお城に登ったことが、話のネタにでもなればいいかな。

福井の旅はこれで終わりです。

大本山永平寺へ(福井2日目)

2017年7月22日(土)

花はす公園を午前10時15分頃に出発、「永平寺」に着いたのは約1時間後の11時過ぎでした。
高速を利用しなかったので、案外時間が掛かりました。

大本山永平寺は、今から約760年前に、道元禅師(どうげんぜんじ)によって開かれた修行のための道場で、今でも常に200名ほどの修行僧が、修行に励んでいるそうです。そう、永平寺は一般のお寺と違って修行をするためのお寺なんですね。
境内は約10万坪(33万平方メートル)の広さがあり、大小70以上の建物があります。


近そうな駐車場に車を止めて、お寺に向かいます。


ここからが参道、深い緑の中に入ると、ここから空気が違う感じですね。


しばらく歩くと、左手に参拝入り口の門があります。


門を抜け、拝観料500円を払って、ここから中に入ります。この建物は、一般の方が座禅体験などをするための道場だそうで、「吉祥閣(きちじょうかく)」といいます。
建物は新しいですね。鉄筋で、3、4階はありそう。

靴は脱いで、備え付けの袋に入れて持って回ります。思っていたお寺と違って、ほとんどの建物が廊下でつながっているため、外を歩く必要がなく、靴は必要ないんですね。雨でも大丈夫。
逆に、途中で廊下や建物から外に出てはいけないようです。

入るとすぐ、お寺の説明やお参りをするにあたっての注意事項など、途中からでしたが聞けました。
説明をしている方も修行僧のようで、これも修行のひとつのようです。


ここから順路に沿って回りますが、最初に向かったのは、ここ吉祥閣の2階にある「傘松閣(さんしょうかく)」です。
156畳敷のこの部屋を、別名「絵天井の大広間」といい、有名な画家144人により描かれた230枚の絵が、天井にはめ込まれています。

これは圧巻!

永平寺では必ず見ておきたい場所ですね。


この230枚の絵の中から鯉2枚、唐獅子2枚、リス1枚の計5枚を見つけると、願いが叶うとか。
でも、今回は突然の旅行で、予備知識もないまま来たため、この時は知りませんでした。(>_<)


修行に欠かせない重要な7つの建物を「七堂伽藍(しちどうがらん)」といい、回廊で結ばれています。
順路に沿って回ったのですが、その7つの建物すべては見ていないですね。七堂伽藍の中にはトイレやお風呂も含まれていて、見た記憶がない・・・普通にスルーしたかも。(^_^;)
恥ずかしながらそういう知識もなく、写真もいくらか撮りましたが、あとで見ても何が何だか・・・。


修行僧の食事を作る台所で「大庫院(だいくいん)」といいます。確かこの中は見学できなかったと思います。


このような回廊で繋がっています。ゴミひとつ落ちていることもなく、毎日きれいに磨き上げているのだと思います。


中は約420畳の広さ、七堂伽藍の中でも最も高い位置に建つ最大の建築物「法堂(はっとう)」です。
朝のお勤めや、各種法要儀式が行われているそうです。


修行僧が入門するときに通る永平寺の玄関に当たる「山門」です。両側には守護神の四天王が祀られています。
門全体の写真は撮れなかったです。


ちょっと分かりにくいですが、「鐘楼堂(しょうろうどう)」です。修行僧により、1日4回鐘を撞くそうです。


これで、参拝入り口の門まで戻りますが、次に行く機会があれば、ゆっくり確認しながら回りたいですね。


境内の中ではなく外になるのでしょうか、門を出て左に行くと「唐門」という建物が見えてきます。この階段の手前からは、普段一般の人は立ち入ることができません。(大晦日の夜4時間だけ解放されるそう。)

門扉には皇室の紋章、菊花紋が飾られていて、皇室から迎えるときだけ、開かれるようです。

最後に、お参りするときの注意事項のひとつ、写真はどこを撮ってもいいそうですが、修行僧に直接カメラを向けることは、ご遠慮下さいとのことでした。

では次の「越前大野城」に向かいます。

大野城へ続く

越前町の花はす公園(福井2日目)

2017年7月22日

今日もいい天気で暑くなりそうです。

宿を朝8時半頃に出発、予定はまず今回の目的だった「花はす公園」、その後に「永平寺」、「越前大野城」に行きます。

北陸道の今庄ICで降り、10分ほどで着きます。ナビのルートで行きましたが、南條SAのスマートETCを利用した方が早そうです。

県道202号線を挟んで南北に蓮池があり、北側に無料の駐車場があります。道路を渡って南側に入り口があり、そこで清掃協力金として1人200円を払って中に入ります。

北側にある蓮池の方が広くて、お金を支払う必要もないのですが、種類も少ないので南側がお勧めですね。


公園内は4つの池に分かれていて、それぞれ池の中も間近に観察できるように、木製の橋が巡らされています。


それにしても見事です。
この辺りは自然豊かな町で、山並みもきれいですね。


透き通るばかりの薄いピンク色が美しい。


涼しげな噴水のある池が一箇所あります。


花先のピンクから薄いピンクのグラデーションがきれいですねぇ。


蕾から徐々に咲いてきているのかな?


噴水のある池には、東屋のような建物があります。日陰がないので少しここで休憩。


ハスの花は4日間ほど咲いていて、そのうち、1日目と2日目は確実に午後になると閉じてしまうそうです。花によっては午前11時前後には閉じてしまうものもあるそう。

この花はもう開き切った感じなので、4日目くらいになるのかな?
それにしても、ハスってこんなに伸びるんですね。私より高いです。


このような蕾がまだまだたくさんあります。蕾自体の色もきれいですね。


八重咲きのハスですが、ぼたんの花のよう。


スイレンの花もきれいに咲いていました。


これもスイレンですが、こう見るとハスとの違いがよく分かりますね。


まだ咲きかけなんでしょうけど、まるでチューリップのよう。


南側の蓮池を出て、北側の池にやってきました。

ここ「花はす公園」には100種以上の世界各国のハスが植えられていて、名前の書かれた札も立てられていますが、それだけの数の品種の違いはとても分かりませんね。

今回は離れた宿に宿泊しましたが、実は「花はす公園」すぐ横に、「花はす温泉 そまやま」というお宿があります。
「一休.com」に登録されていないので諦めたのですが、ここに宿泊すれば、ちょっと早起きして朝食前の涼しい時間に見て回れます。部屋風呂はありませんが、温泉もあり、安くて良かったのですけどね。

永平寺へ続く

突然決まった福井1泊旅行(1日目)

2017年7月21日(金)

福井県の南越前町に、約3万3000㎡(東京ドーム3分の2ほど)の広さの「花はす公園」があり、ここの花蓮が見頃を迎えているということで、近々行こうという話を妻としていました。

蓮の花は午後になると閉じてしまうので、午前のなるべく早い時間に行く必要があるけど、3時間ほどで行けそうなので、朝早く出発すれば日帰りで十分だと、1週間ほど前までは考えていました。

が、2日前になって急遽1泊で行くことに決めたんです。
理由はさておき、目的の「花はす公園」 は翌日に行くことにして、今日は宿に向かいます。でも、その前に「東尋坊」に寄ってからということに。


「東尋坊」といえば、自殺の名所というイメージがありますが、最近ではあのポケモンGOでも有名になりましたね。
今ではブームも去りつつあるのか、スマホ片手にウロウロしている人は、見かけませんでしたけどね。それにしても、あの崖の上での歩きスマホは、考えただけでも恐ろしい((((;゜Д゜)))


天気も良く、今日も30度を越える真夏日で、駐車場から少し歩くだけで汗だく。海の傍なので涼しいかなと思いきや、ほとんど無風状態、当然太陽を遮る場所もないので暑さ全開でした。


この切り立った断崖が、1キロに渡って続いているそうですが、ここから見れるのは一部だけのようです。
遊覧船に乗れば全景が見れるんでしょうかね。


午後4時頃になって、太陽が海に近くなってきましたが、まだまだ暑さは続きそう。


「大池」と呼ばれるそうです。(池とは入り江のことらしい)
真下を覗いてみようとしたのですが、とてもとても、怖くて足がすくんでしまいます。腰が引けてこれが精一杯。
海面からは20数メートルあり、こういう切り立った場所から飛び込んだ場合、自殺成功率は70%だそう。失敗すれば大変な激痛だとか。

少し歩くと、東尋坊タワーがあって、そこからの展望が素晴らしそうですが、とにかく暑くてもう歩く気力もなかったです。
早く車に戻って宿に向かいます。


2日前に「一休.com」から、1ヶ月間有効の5,000円のクーポンがメールで送られてきて、これは使わないともったいない、ということになり、急遽1泊することになったんです。

それから宿を探して予約したのが、その翌日で宿泊日前日でした。
平日でしたが、前日ということと、ちょうど夏休みに入ったこともあり、なかなか見つからず、結局「花はす公園」から1時間ほどの所、福井県ではなく、石川県の山代温泉にある「萬松閣(ばんしょうかく)」という宿でした。


今回は予定外なので、予算を押さえてなるべく安い所に、、でも部屋にお風呂はほしい、温泉で・・・。

部屋はこの写真の12畳の和室と、独立した6畳の和室、それと半露天のお風呂が付いて、二人で36,000円ほど、5,000円のクーポンとポイントを即時利用して、支払いは30,000円弱でした。


半露天のお風呂は源泉掛け流しです。源泉そのままのお湯で、温度が高く(確か60度くらい)夏ということもあって、出てくるお湯の量はごくわずか。

それにしてもこのホーローの浴槽は、どうなんですかね。せめてまわりの岩に近い色にできなかったんですかねぇ。


夕食は部屋でいただきます。
料理は大きなトレイの乗せて、一気に運んで来ます。そして、そのままテーブルに乗せて終わりでした。天ぷらとごはんは後で運ばれてきて、熱々をいただきました。値段的を考えるとこんなもんなんでしょう。

朝食も部屋に運んでくれます。6畳の独立した方の部屋にセッティングしてもらえるので、寝ていても問題ないですね。
料理は一般的なごく普通の朝食でした。

翌日は、午前のなるべく早い時間に「花はす公園」に行くため、朝一番の朝食をお願いして、8時半頃に宿を出発しました。

花はす公園へ続く