武奈ヶ岳にリベンジして来た

2021年10月23日(土)

日本200名山のひとつ、比良山系最高峰、標高1214m、標高差約900mの武奈ヶ岳に登って来た。

実は3回目。1回目が去年の秋、2回目が今年の夏だったが、2回とも体力の限界、息は上がり足もついていかなくなり、途中で断念した山です。

今回は私一人で挑戦。少し体力もつけ、魔法の杖(ストック)も買ったしね。不安ながらも準備万端で出発。

朝6時過ぎに家を出て、滋賀県大津市坊村にある登山口近くの駐車場に向かいます。

家から約1時間半、7時40分に到着。
準備して登山口に歩く途中に表示されていた外気温を見ると9℃。山頂はどんだけ寒いんだろ。
赤い橋を渡って少し行くと登山口。
3度目ともなると景色の新鮮さもなく、とりあえずこの橋を写真に撮った後、登る感じをイメージするけど、しんどさしか浮かんでこない。

7時50分登山開始。
登り始めて1時間、確かにしんどいけど、すぐに息が上がって足が上がらなくなることもない。ゆっくり目のペースで、徐々に登って行く。
9時20分。なんとか前半の急登も終わり、この辺りは比較的なだらかな道が続く。
9時35分、少しスペースがある開けた場所に到着。
ここは1度目に断念した場所で、ここで昼食をしてから引き返したんですね。
登山開始からちょうど2時間、御殿山に到着。
ここがこの夏、2度目に断念した場所で、3時間以上かかってやっとたどり着いたって感じでしたね。もうこれ以上進むと戻れないと思って断念。

今回はまだ余裕な感じで、少し休憩してから向こうに見える武奈ヶ岳を目指します。
御殿山から一旦下って、ここワサビ峠を通過。
びわ湖が見えてきた。
武奈ヶ岳山頂までは気持ちいいなだらかな稜線が続く・・・けど、寒い!
ここに来ると急に風が強くなって、より寒さが増してきた。
山頂が見えた。
10時40分、武奈ヶ岳登頂。
滋賀県高島市の市街地方向。びわ湖が広がります。
こちらは大津市方向、こちらもびわ湖がキレイに見えます。
早めの昼食を済ませて景色を眺めていると、急に西の空が曇ってきてガスで視界が悪くなり、みぞれ混じりの小雨が横殴りに降ってきた。更に寒い。すぐに退散、下山します。

駐車場に着いたのが、午後1時半頃。もうくたくた。下山を開始して最初は案外余裕だったけど、徐々に膝と太ももに力が入らなくなり、後半の急坂では膝からコケるし、下りは結構キツかった。

でも、3度目ながら登頂できてよかった。今後、自分の体力を知るには、ここに登ってみれば分かる気がする。

大和葛城山のススキ

2021年10月8日(金)

大阪府と奈良県の境にある大和葛城山(標高959m)に登ってきました。北には二上山、南には金剛山があって共に金剛山地のひとつになります。

5月には山頂一帯に咲くツツジが有名で、山頂までロープウェイで行けるため、ツツジの時期は多くの観光客で賑わいます。

秋は紅葉が楽しめますが、時期的にまだ早く今はススキが見頃です。

山頂への往復はロープウェイではなく、もちろん自力で登ります。
登山口はロープウェイ側ではなく、頂上を挟んで反対側の水越峠から、ちょうど奈良県と大阪府の境になります。
登山道は比較的整備されているんだと思いますが、とにかく階段が多いです。
このような標識が所々にあります。

標識にあるダイヤモンドトレールとは、北は奈良県香芝市の屯鶴峯(どんづるぼう)から、大阪府最高地点のある金剛山や河内長野市の岩湧山を通り、南は和泉市の槇尾山まで続く全長約45キロメートルの自然歩道だそうです。

このルートもダイヤモンドトレールの一部なんですね。

ずっと続く先の見えない階段ですね。
階段横が歩けるようだと、このように自分の歩幅でゆっくりと登ります。
緩やかな道も少しの間だけ。
休憩するようなベンチもなく、立ち止まったまま暫しの休憩。
まだ、頂上まで1.3Km、半分ほど登りました。
更に階段は続きます。
登り続けること1時間15分ほど、少し開けた場所に出ました。
更に10分ほど歩くとパラグライダーの滑空場所があります。それにしても、ここから飛び出すのは、どんだけ勇気がいるんだろ。
ここまで来ると、後は頂上までなだらかな道になります。
この辺り一帯が、5月になると見事なツツジが見られるところですね。
しかし、ロープウェイを利用しても、ロープウェイを降りた葛城山上駅から、山頂まで650mほど歩き、更に山頂からここまで400m歩く必要がありそうです。「つつじ園」の中も結構広そうなので、結構な距離を歩かないといけないですね。
頂上も近くなり、斜面一帯に咲くススキの草原が見えてきました。
見上げると、秋らしい雲が広がって青空をバックにススキもよりキレイ。
この景色を見ると、しんどかったことも忘れそうですね。
頂上付近まで来ると日陰がなく、風もあまりないので暑いです。
山頂に到着、約2時間かかりました。多分ペース的には遅い方だと思います。
遊歩道なんですが、背丈ほどのススキで前が見えません。

・・・途中で見つけた花たち

バックに見えるのは金剛山です。
これはリンドウですね。私にも分かりました。
戻り道に「つつじ園」の中を歩いていると、何故かここだけツツジが咲いていました。春が来たと勘違いしたのかな?

水越峠からの往復は階段が多くて結構キツかったけど、 山頂一帯のススキはとてもキレイで良かった。 1時間ほど山頂で過ごしましたが、秋を楽しめました。

次は5月のツツジも見てみたいですが、かなりの人出になるみたいで車では駐車するのが厳しそう。