2016年7月29日
兵庫県丹波市にある「ひまわり柚遊農園」というヒマワリ畑を見に行くことになり、じゃあランチは蕎麦だね、ということになりました。
丹波には、蕎麦にこだわりのある店が多く、そんな中から見つけたのが、ヒマワリ園から20分ほどの場所にある「そばんち」という蕎麦屋さんです。

ナビまかせで迷うことなく到着です。
店は古民家をそのまま利用しているようです。この位置からだとここが蕎麦屋とは思えないですね。

正面からだと「そばんち」って書いてあるので分かりますね。大きめの表札がありますが、そこには名前ではなく「点灯時ほぼ営業」と書かれています。その上に掛かっている玄関灯が点灯していれば・・・ってことですね。今日はもちろん点灯中。

12時半頃にやって来ました。平日とはいえ昼時なので、お客も多いのではと思ったのですが、この日たまたまだったのか、中に入ると客は私達だけでした。
おかげで写真は気を使うことなく、撮らせていただきました。
畳の部屋ですが、直接座るのではなくテーブルの足を少し高くして、低めの椅子が用意されています。でも少し窮屈かな、足の短い私でも足がじゃまになりますね。(笑)

来る前にここのサイトを確認していたので、メニューは確認していました。
二人とも、そばコースの「そば膳」を、それとそば掻きを1つだけお願いしました。
そばコースは原則要予約ですが相談くださいとあり、聞いてみるとOKだったのでこれに決定。

コースは2つあって、私達が注文した「そば膳」は「そば三昧」よりも蕎麦が一品少ないのですが、量的にも十分ですね。

揚げそばは、細い麺を揚げたのではなく、平たく延ばして揚げています。塩味がよく効いていました。

窓際の席に座ったのですが、ちょうど窓の外にこんなものが。最初の蕎麦が来る前に、色々と写真撮影です。

まず、一品目は梅を練り込んだ蕎麦に、出汁も梅のさっぱりした味で、夏にはピッタリです。

次にだし巻き玉子、蕎麦の実の入ったそば味噌をつけていただきます。味噌がとても美味しかったです。

蕎麦2品目は辛味大根のぶっかけそばです。
緑色と紫色の大根おろしのうち、紫色片方の大根おろしに絞ったすだちをかけると、ピンク色に変わります。(右下の写真がすだちをかける前ですが、そもそも緑と紫の色は何でつけたんだろ?)多分意味はないのでしょうが、ちょっとした遊び心に二人でヘぇー不思議。
辛味大根のあのピリッとした辛さはいいですね。美味しかったです。

追加で注文したそば掻き(300円)は、粗びきのそば粉を使っているようです。
つぶつぶ感が、今まで食べたそば掻きとは食感も違うし、ちょっと柔らかすぎかなあ。私好みではないですね。

水そばが出てきました。
メニューには「出てくるかも?」と書かれていたので、出てくればラッキーなのかな?
ただ水に浸かっただけの十割そばですが、何もつけずにそのままで十分美味しくいただけます。しっかり噛むことでより蕎麦の風味が増しますね。

最後の蕎麦は「粗挽き盛りそば」です。この店こだわりの粗びきの蕎麦です。
そばつゆもしくは塩をつけていただきます。薬味は付いていません。ワサビもないです。最後は蕎麦だけを味うってことですかね。
そばつゆはもう少し甘味があった方が、私は好きです。醤油のしょっぱさが、少し残る感じです。

そば湯はトロっとして、これはそばつゆと合わせると美味しかったです。

1時間ほどのランチタイム、十分に満足しました。もし、次の機会があれば「そば雑炊」を食べてみたいですね。
窓際の真ん中の席が私達が座ったテーブルですが、最後まで他の客が来ることはなく、私達だけで貸切った状態、とてもゆっくりすることができました。

去年11月に行った「三津屋 妹尾(みつやせのお)」でも「奥丹波そば街道」のパンフレットをもらってきましたが、そばんちにあったこのパンフレットと比べると、店が変わってますね。新しい店もあるし、なくなった店もあるし・・・?

●そばんち
住所 兵庫県丹波市市島町梶原125
交通手段 舞鶴若狭道の春日ICから5km約6分
定休日 年中無休(イベントで臨時休業の場合があります)
サイト http://www.sobanchi.com/
