砥峰高原のススキ

三津屋 妹尾を出てから約1時間、午後2時過ぎに「砥峰高原(とのみねこうげん)」に到着。砥峰高原は約90ヘクタールの山すそにススキが群生する地として知られています。

「とのみね自然交流館」から、展望台まで登って一周する約3キロのハイキングコースを、1時間30分ほどかけて楽しんできました。

DSC03315
「とのみね自然交流館」前からの景色、この山全部がススキに覆われています。砥峰高原は「ノルウェイの森」のロケ地として有名(私は知りませんでしたが・・・)ですが、大河ドラマ「平清盛」や「官兵衛」のロケ地でもあり、記念のパネルが置いてあります。

DSC03327
ちょうど太陽の位置が、ススキの群生する山の斜面の向こう側にあるため、逆光となってススキが輝くように見えとてもきれいです。

DSC03342
最初は少しだけ歩いて、ハイキングコースの途中から引き返せばいいと思っていた(そもそも距離が3キロもあるとは思っていなかった。)のですが、歩いているうちに、せっかくなのでもう少しだけ・・・と言っているうちに展望台に着き、結局あとはもう前に進むだけ。背の高いこんなススキの間を通る道もあります。道はほとんど整備されていません。こんな感じの道で、雨が降ると最悪かもですね。

DSC03349
展望台からの景色、中央の小さく見える建物が「とのみね自然交流館」ですね。こんなに歩きました。この方向から見るススキはあまりきれいではなく、ただの枯草にしか見えないです。

DSC03361
2010年に公開された「ノルウェイの森」、この場所でどんな場面が撮影されたかは分かりませんが、かなり話題になった映画のようです。こんな標識が所々にありました。

DSC03363
銀色に輝くススキが、これから日が沈んでいき、夕日の色が深まると今度は金色に輝いていくそうです。でも、その前には家に帰らないと・・・(;_;)

「とのみね自然交流館」に戻ったのは午後4時前、ちょうど1時間半のハイキングで結構堪えましたが、色々な撮影ポイントもあって、行くのなら是非このハイキングコースはおすすめです。


砥峰高原メモ
とのみね高原自然交流館
〒679-3104  兵庫県神崎郡神河町川上801
TEL:0790-31-8100

手打ち蕎麦「三津屋 妹尾」

10月末、ススキを見に行って、ついでに近くに美味しい蕎麦屋があれば、お昼は蕎麦にしようということになり、蕎麦屋も含めて探してみました。ススキといえば奈良県の「曽爾高原(そにこうげん)」が有名なんですが、ちょっと遠いけど近辺に美味しそうな蕎麦屋がたくさんある、兵庫県の「砥峰高原(とのみねこうげん)」に行くことに。

DSC_0245
時間的にまずは昼を食べてからススキ見物ということで、寄ったのは丹波市にある「三津屋 妹尾(みつやせのお)」という古民家の蕎麦屋さんです。

DSC03291
昔の古民家をそのまま利用しているようで、畳敷きの部屋一室を使ってテーブルも手作り感いっぱいです。私達は窓際のカウンター風のテーブルで、外の景色を見ながらの食事となりました。

DSC03283
まずは、そばがきです。蕎麦の風味が一番味わえると思うので、私は好きなんですが、今までに食べたそばがきの食感と違って、柔らかくて少しベタっとした感じ。やはり、もちモチモチとした食感のほうが好きですね。

DSC03295
注文した蕎麦は、二八と十割が両方味わえる「相乗りそば」、薬味は少々のネギとダイコン卸し、そしてワサビと塩が付いてきます。塩だけで食べるのも美味しいですね。店主いわく、ワサビはつゆに入れるのではなく、直接蕎麦に付けて食べてみて下さいとのこと。これが結構美味しいんですね。いいことを聞きました。

DSC03297
左側が十割蕎麦、右側の少し白っぽいのが二八蕎麦です。ん~ん、味オンチの私には、食べ比べてみてなんとなく違いが分かる程度(^_^;)・・・もったいない。

DSC03299
天ぷらはカラッと揚がっていて、熱々が美味しかった。サツマイモ、カボチャ、ナス・・・あとは・・・??

DSC03286
出し巻玉子もふわふわで美味しかったです。

DSC03301
蕎麦は「そば湯」まで楽しまないともったいない。とろっとしたそば湯で、とても濃厚な感じです。

DSC03303
最後に妻が「自家製そばがきぜんざい」を注文。食べ始めてから写真を撮ってないのに気付いて、食べかけを撮ったため、見た目は美味しさ半減かな。
地域によっても違うのだろうけど、私の中で「ぜんざい」と言えば、小豆に汁があるはずなのですが、ここではつぶあんだけなんですね。
私も少しいただきましたが、甘さ控えめで美味しかったです。

IMG_20151115_0001
丹波市近辺にはたくさんの蕎麦屋があります。これはお店にあったパンフレットですが、9年ほど前に「奥丹波にそば街道をつくっていきたい」と、一軒の手打ち蕎麦屋から始まり、現在では「奥丹波そば街道の店」は7店舗になったそうです。できるなら全制覇したいところですが、ちょっと遠いですね。でも、是非また来てみたいです。


お店メモ
三津屋 妹尾(みつや せのお)
〒669-3804 丹波市青垣町田井縄640
TEL:0795-87-2550
お店のブログ:http://blog.livedoor.jp/mituyasenoo/